甘い香りと、まろやかな味、鮮やかな緑の抹茶ができるまでをご紹介します。

抹茶ができるまで
お茶の木に新芽が出てくると、寒冷紗などで覆って日光を遮ります。茶葉に含まれるテアニンが、光合成でタンニン(カテキン)へと変化するのを防ぐためです。
テアニンとは、お茶の旨味成分であるアミノ酸で、血圧を下げたり、血流を良くする効果があります。タンニンは渋み成分で、高級な抹茶ほど、テアニンが多く、タンニンは少ないです。
摘まれた新芽は、高温で蒸して酸化を止めます。そこからゆっくり乾燥させて、茎と葉脈を除き、碾茶にした後、茶臼で粉末にします。
お茶を有機栽培で作ることはとても難しく、少しの気候の変動で病気になったり、害虫が発生して収穫できなくなってしまいます。
抹茶の成分
テアニン 血圧を下げる効果、血流を良くする効果、リラックス効果
タンニン コレステロール低下、抗酸化作用、殺菌作用、デトックス効果
カフェイン 認知症を予防する効果
カリウム 血圧を下げる効果
ビタミンC 美容効果
抹茶は粉末にしたものを飲むため、栄養をそのまま摂ることができますが、日光を遮って作られているので、煎茶の方がビタミンやタンニンが多いです。
抹茶の保存方法
高温に弱いので、開缶前も後も、冷蔵庫で保存してください。常温での保存は品質を劣化させます。長期に渡る保存の場合は、冷凍庫でもいいですが、冷蔵も冷凍も、常温に戻してから開けないと、結露で湿気ってしまいます。
参考:株式会社あいやホームページ
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